彩の国 所沢古本まつりに行って


所沢では、年4回、「彩の国所沢古本まつり」が開催されます。

今年最後の古本まつりが12/3~12/9まで開催されていて、昨日、行ってきました。

研究者の方々は古本大好き!という方も多いのではないでしょうか。

弊社顧問が、大変な古本好きで、何日か古本屋に行かないと、落ち着きがなくなり「古本屋に行きたい…」とつぶやきだすほどです。

それと比べると、私は、それほどでもないかなぁという感じです。

専ら、趣味の本、経典の掘り出しものを探るのが一番の目的です。

あとは、やっぱり、昔の本の造本の素晴らしさや、こんな本が出版されているのネーと、出版社の視点で見て回ります。

 

前回の古本まつりで、若い方が経営する、ある古本屋さんの選書のすばらしさに気づきました。

その古本屋さんの実店舗にも行ったことはあって(これがまたすてき)、顧問も、「あそこの古本屋さんは奇跡だ」というほどで、良い古本屋さんだということは認識してました。

古本まつりの会場には、古本屋さんが「約35件」(WEBサイトより)出店していて、ぐるりと会場を回ってみると、その古本屋さんの稀な素晴らしさが分かってきます。

一言でいうと、その若い店主は、あらゆる本を知っていて(理解していて)その中から良書を選んで売っているという感じを受けるのです。

1冊1冊本の中身を知って良書だと思うものを販売している、という印象を受けるのです。

そんな古本屋さんあるのか?と言いたくなるでしょう? 信じがたいですけどその若い店主の方は稀な才能の持ち主ではないかな、と思うのです。

 

古本まつりの会場は広く、「300台もの平台」(WEBサイトより)が並んでいるため、私はさーっとみることしかしませんが、「この古本屋さんは、前回から本の並びが何も変わってないのでは…」と感じることもあり、古本屋市場の厳しさを実感します。

でも、どうなんでしょう、(不謹慎ですが)団塊の世代の研究者が亡くなりはじめ、大量の古本が市場に出回るのではないかという期待感もあります。

多くの古本屋さんがネットに移行し、実店舗の老齢の店主が静かに店をたたむ印象も受けますが、上で紹介した若い店主のように、想像だにしなかった“新たな”古本屋さんも出現している。その新しさは、ネット等の技術革新からきているのではなく、店主の稀な個性に支えられているという…。世の中何が起こるか分からないのが面白いですね。

文責:高村京夏