「一人出版社」の日々

今回のブログは、同業者の方向けです。 人文社会科学分野での研究不正を、書籍を編集する段階で、どのように見つければ良いのか、出版社としては頭の痛い問題です。 なぜなら、その研究分野の研究者と比較し、全くの素人ではないにしろ、編集者はやはり、素人だからです。...
「虎に翼」の主題歌、米津玄師の「さよーならまたいつか!」お聞きになりました? まだの方は(特に女性)、1番だけでなく、2番もすべて通しで聞かねばその良さは見えてきませんので、ぜひ。 歌を聞いていて思い出したのが、井上輝子先生のことです。 ご存知のとおり、井上輝子先生は学術分野での女性学の確立に貢献された方です。...

最近、「○○に捧げる」本の編集をしました。 「あとがき」や「謝辞」などで、「妻に捧げる」「両親に捧げる」などと明記し、著者が信頼する人に著書を捧げる、あれです。 今までは読む側でしたので、「私も捧げられてみたいなあ」などと呑気に構え、何気なく読み飛ばしていました。...
私は、長らく博論社を「ひとり出版社」として認識し、営んできました。 でも、つい先日、出版を相談された研究者の方から、「でも、博論社はひとり出版社ではないですよね?」と指摘されました。 た、確かに! 弊社には、もう一人、顧問がいるじゃないか! 立ち上げの時から、日々の出版業の中で、常に顧問にして相談役の夫が“影から”支えてくれています。...

NHKのBS1で「基地の街 女たちの声なき声 〜あるアメリカ人弁護士の闘い〜」という番組が放送されたそうです(初回放送日: 2023年2月19日)。...
年の初めに、「本を出版したい」と問い合わせをいただきました。 その先生から、 「かなり校正を重視してくださるということで、出版するなら博論社がいいなと思い……」 との言葉をいただきました。 あまりの衝撃で、しばらく言葉も出ないほどでした。...