アネット・キャラゲイン氏の心意気で!


NHKのBS1で「基地の街 女たちの声なき声 〜あるアメリカ人弁護士の闘い〜」という番組が放送されたそうです(初回放送日: 2023年2月19日)。

 

「米軍基地が集中する沖縄。米兵との間で子をもうけながら、離婚や帰国で置き去りにされる女性が後を絶たない。元米軍法務官で弁護士のアネット・キャラゲインはそんな女性たちの養育費請求を支援してきた。」(BS1スペシャル WEBサイトから)

 

放送じたいは見ていないのですが、twitterでコメントが流れてきて、アメリカ人弁護士、アネット・キャラゲイン氏を知りました。

 

アネット・キャラゲイン氏は、

 

「誰かが代弁しなければ。でも 誰が?」

「私は声なき声に声を与えるためにいる」

 

と述べています。

かっこいい……。

 

私も、「誰かが博士論文を出版しなければ。特に、留学生の方たちの」との思いで一人出版社を営んでいます。

 

今年も科研費「学術図書」に採択された方たちが発表されました。

人文科学分野では、100件でした。

このうち、何件が博士論文かは分かりませんが、博士論文を出版したいと思っても叶わない研究者は大勢いらっしゃることでしょう。

 

出版社に博士論文を持ち込んで書籍化を依頼しても「助成金でもないと出版できませんよ」と言われた方もいるでしょう。

助成金がないとムリだなんて……、ね。

 

弊社では、著者にも「委託制作費」という形でご負担いただいて、人文学の博士論文の出版に尽力しています。

出版を諦めていただきたくないので、非常勤の方には非常勤価格を設定しています。

 

アネット・キャラゲイン氏にならい、私もあえてこう言いたい。

「私は声なき声に声を与えるためにいる」

 

2023/06/25

代表 高村京夏