かけがえのない1冊


最近、「○○に捧げる」本の編集をしました。

「あとがき」や「謝辞」などで、「妻に捧げる」「両親に捧げる」などと明記し、著者が信頼する人に著書を捧げる、あれです。

今までは読む側でしたので、「私も捧げられてみたいなあ」などと呑気に構え、何気なく読み飛ばしていました。

 

初めて編集側に立ってみて、「この本は〇〇さんに捧げられるんだ」「著者の思いは半端ないのだ」という緊張感で身が縮む……、いや、身が引き締まる思いで、始終、編集作業を行いました。

 

「本書を捧げる」の一文を感慨深く、著者も、また、捧げられた方も何度も眺めることでしょう。

書籍を出版することの重みを改めて実感しました。

 

文責:高村京夏